Scalehackの「展示会マーケティング代行支援」では展示会や見本市での営業支援サービスを提供しております。今回は、イベントの重複により社内リソースが不足していたタイミングで初めて展示会マーケティング代行支援サービスを利用された、株式会社VideoStep様のインタビューを通して、Scalehackの支援内容をご紹介いたします。
名刺交換も、デモもおまかせ!展示会当日の営業をScalehackがフルサポート
株式会社VideoStep様が提供するプロダクト「VideoStep」の概要、特徴などを教えてください。
弊社ホームページでも冒頭で紹介していますが、「VideoStep」は、スマホやパソコンで撮った動画をYouTube感覚でアップロードし、簡単に業務ノウハウを共有できるプラットフォームです。
従来、業務に関する情報共有は文字中心で行われることが多く、マニュアルを読む、文書を参照するといった手段が主流でした。しかし、近年ではYouTubeなどの普及により、動画で学ぶスタイルが一般的になりつつあり、企業内においても同様のニーズが高まっています。
こうした流れを受けて、社内のノウハウを動画で可視化・共有できるプラットフォームを展開しています。AI技術を活用し、誰でも簡単に動画を作成できる点が特徴で、製造業や店舗業務など、幅広い現場で活用されています。教育や業務引き継ぎの効率化に貢献している点が、高く評価されています。
開発背景とサービスに対する思い
このプロダクトを開発するきっかけとなったのは、製造業における現場業務の現場で、多くの企業が共通して抱える課題を目の当たりにしたことでした。技術やノウハウが文字ベースのマニュアルでしか残されていなかったり、そもそもマニュアルが存在しなかったりするケースも多く、非常に分かりづらいという声を多くいただいていました。
加えてコロナ禍の影響で、現場での対面による引き継ぎが難しくなっているという状況もあり、ノウハウを正しく伝承していくための新たな手段が必要だという課題感が強くなっていました。
そのような中で、時代の流れとしてYouTubeなどの動画コンテンツが大きく広がっていることもあり、動画という手法で業務ノウハウを共有する仕組みを提供することに大きな価値があると考え、プロダクトの開発をスタートしました。
現在では、製造業の現場を中心に、PCやスマートデバイスなどを活用しながら、動画による業務支援が実際に広く進められています。
競合他社コンテンツと比較した際の特徴・強味・優位性はどういったところですか?
動画作成サービスは個人向けを含め多く存在していますが、VideoStepは単なる「動画作成ツール」ではありません。動画を作成する基盤に加え、作成した動画を社内で共有・視聴するための仕組み、いわば「社内向けYouTube」のような機能を備えている点が大きな特徴です。
動画は作って終わりではなく、実際に現場で見てもらってこそ価値が生まれます。VideoStepでは、QRコードを発行して現場で簡単に動画を視聴できる仕組みや、誰でも迷わず操作できるシンプルなUI設計を重視しています。また、導入後の活用をしっかり推進できるよう、現場に寄り添ったサポート体制も整えています。
こうした「作る」「伝える」「活用する」までを一気通貫で支援できる点が、VideoStepの大きな優位性です。
取締役である竹次さんのミッションを教えてください。
現在の私のミッションは、マーケティング部門として必要な案件を創出することです。セールス部門は別にありますが、マーケ側としては、展示会などを通じて確実にリードを獲得し、それをしっかり案件化していくことが最も重要な役割だと考えています。

展示会運営において抱えていた課題とは
これまでは社内のメンバーだけで展示会を運営してきましたが、ちょうど他の社内イベントとスケジュールが重なり、展示会への社内人員が不足する状況となり「社内の人員を使わずに展示会を運営したい」というニーズに加えて「展示会の成果を最大化したい」という強い想いもありました。
展示会には数百万円規模の投資が発生するため、成果が10〜20%向上するだけでも、会社全体の成長スピードに大きく影響します。そうした中で、他社の事例をリサーチしていくうちに、自社よりも多くのリードを獲得している企業があることもわかってきました。
そこで、「展示会のプロに任せることで、より多くのリードを獲得できるのではないか」という期待とともに、外部パートナーへの依頼を検討するようになりました。
競合他社が多い中で、Scalehackの「展示会マーケティング代行支援」をお選びいただいた決め手はなんでしょうか?
初めてScalehackさんを知ったのは、あるイベントで名刺交換させていただいたのがきっかけです。その後Web会議などでサービスの詳しいお話を伺い、実績もありとても良いサービスだと感じていました。
他社にも同様のサービスを提供している企業は多く、実績のある会社もいくつかありました。その中で、Scalehackさんにご依頼することとなった決め手は、担当者の人柄はもちろんのこと、ヒアリングを通じてコンプライアンス面でも信頼できる印象があり、安心感を持てた点が大きかったです。また、事例ページなどで実績を確認できたことも判断材料となりました。
お選びいただく際に悩んだポイントや不安要素はございましたか?
悩んだポイントとしては、やはり費用対効果の部分でした。これまでは展示会要員としてアルバイトを雇用することはありましたが、今回の支援費用はそれと比較すると数倍のコスト感がありました。そのため、費用に見合った成果が本当に出るのかどうかは、最後まで慎重に検討した点です。
とはいえ、展示会自体が数百万円単位の投資になるイベントであり、その成果が少しでも向上するのであれば、しっかりとしたプロフェッショナルに依頼する価値はあると判断し、最終的にお願いすることに決めました。
実際に、Scalehackに依頼いただいた業務はどのようなものでしたか。
今回は、名古屋で開催された製造業向け展示会「モノづくりワールド」に出展するにあたり、東京開催ではなく地方開催の展示会という点も踏まえ、Scalehackさんにご支援をお願いしました。
当日は、弊社ブース前に立っていただき、来場者へのパンフレット配布やサービスの簡単なご説明、名刺交換などを通じて、リード獲得に注力していただきました。
率直にScalehackのご支援内容に対する感想をお願いいたします。
非常に満足しています。特に良かった点としては、いわゆるリード獲得数というKPIをしっかり達成していただいた点です。当初設定したKPIに対して、達成率は200%弱となり、同じ展示会に1年前と4年前にも参加していたのですが、過去の平均と比較して1.5倍以上のリードを獲得できました。結果として、非常に良い成果を上げることができました。
また、展示会のブース運営においても、声掛け内容の調整や、効果的な取り組みのシェアなど、改善が積極的に行われていたことが素晴らしかったです。チーム内での情報共有といった部分も非常に活発に行われており、良い結果を生んだ要因だと感じています。
さらに、リード獲得だけでなく、展示会全体の運営においても、成果を最大化するための提案をいただいた点が非常に印象的でした。例えば、「ノベルティを準備した方が効果的です」や、「ブース内の動線を工夫して、外側に4名、内側に商談担当3名という配置にすると良い」という具体的な提案をいただけたことは、業界経験が豊富であることを実感させていただきました。
依頼して気付いたScalehackの「展示会マーケティング代行支援」の特徴
リード獲得といえば、これまではコンパニオンの方がブース前に立ち、QRコードを提示して来場者に読み取ってもらう——といった“数を集める”イメージを持っていました。しかし、Scalehackさんは法人営業の経験者が多く、実際にブース前に立たれる方々も営業経験が豊富な方で、名刺交換にとどまらず、製品のご説明や課題感のヒアリングまで丁寧に行っていただき、結果として“質の高いリード”をしっかり確保していただけた点が、非常に大きな成果だと感じています。
実際、その後のコールにもかなり成果がつながっており、メモもしっかりと残されていて、インサイドセールスへの橋渡しがスムーズに行われたことも非常に良かったと感じています。
Scalehackの皆さんと展示会営業をご一緒したことで、しっかりと運用すれば成果に直結するという手応えを実感できました。また、当日参加していた社内メンバーにとっても、皆さんの立ち回りや運営の工夫から多くの刺激を受け、「展示会ではこう動くべきなんだ」と学びを得る良い機会になりました。
Scalehackの展示会マーケティング代行支援を勧めるとしたら、どんな業種/企業におすすめしていただけますか?
展示会の運営が社内でまだ完成していないと感じている企業様にとっては、特に効果的なサービスだと考えます。展示会運営において豊富な経験を持つ方がどういった立ち回りをしているかを学ぶことができるので、非常に参考になると思います。金額的なハードルはあるかもしれませんが、展示会を複数回実施する予定の企業様にとっては、非常に価値のある投資だと感じます。
また、社長や事業責任者自らが展示会場に足を運び、運営に関わっている企業は、特に高い成果が求められるケースもあると思いますが、外部の専門家を活用することで、その期待に応えられる点も大きなメリットです。
展示会含め、そのほかScalehackが今後もお力になれそうな部分はありますか?
もちろん展示会だけでなく、Scalehackさんの強みの一つでもあるインサイドセールス(IS)支援についてもお話を伺っていますので、獲得したリードをしっかりフォローし、商談につなげていく取り組みも重要だと考えています。必要に応じて、今後そうした支援についてもご相談させていただければと思っています。
今後の展望・事業としてのポジショニング・チャレンジしたい領域
今回ご依頼したのは製造業向けの展示会で、現場での活用シーンが中心でした。もちろんこの分野には大きな課題感があり、同業他社と比べても当社の価値を届けられる自信があります。ただ、動画の活用は製造業や現場に限らず、バックオフィスでのシステム操作など、さまざまな業種・業務にも広がる可能性があります。今後は、こうした領域にも展開できるよう、Scalehackさんにも協力していただきながら展示会出展の幅を広げていきたいと考えています。
